症例14 奈良県北葛城郡広陵町在住 50代女性
ぎっくり腰と坐骨神経痛の症状
当院のホームページを見て来られた方です。ぎっくり腰の症状で来られ、1週間に3回もぎっくり腰が改善しかけてはぶり返しどんどん増悪していく状態で来られました。
お話をお聞きすると年に何回かぎっくり腰の状態になるみたいです。初検時、姿勢を観察すると体幹が捻じれ、左のバストが右のバストよりも、かなり前に出てるように見えました。疼痛部位も左の腰だったので、既往歴を確認すると膵臓と左の腎臓に既往歴があり、左下肢の坐骨神経痛も長年持っているとのことでした。また、左の肩こりもあるとのことでした。
ぎっくり腰と坐骨神経痛の整体
左側の症状ばかりなので、まず、左胸郭の検査をするとかなり重さがありました。通常、右の胸郭が左の胸郭よりも重いのですが、この方の場合左胸郭のほうが重かったので、、既往歴からも内臓疲労がぎっくり腰と坐骨神経痛の原因の一部だと推察し、最初に整体で膵臓と左腎臓を調整することにしました。その後、筋膜と骨盤、股関節、背骨の整体をし、初日はこれで整体を終了しました。
翌日、来ていただき、姿勢観察すると体幹の捻じれが残っていたので、左下肢の筋膜調整を念入りに行い、最後に左股関節の整体を行いました。その後、姿勢観察すると体幹の捻じれが取れて、前に出ていた左バストが右のバストと同じ高さになりました。疼痛もかなり緩和したとのことでしたので二回目の整体を終了しました。
近日にお孫さんと遊びに行く約束があるとのことでしたので、4日後に3回目の残っている部分の整体を行いました。来られた時点で体幹の捻じれは消失していました。長年の坐骨神経痛もかなり改善し、うそのように下肢が軽くなったとおっしゃられていました。
ぎっくり腰と坐骨神経痛の考察
私の経験上、片側ばかりの症状の場合は筋膜や骨以外に内臓疲労も原因していることが多く見られます。
この方の場合、左にある臓器の膵臓と左腎臓に既往歴があり、左胸郭の重さもあったのでかなり原因している可能性が高いと思われます。また、長年の坐骨神経痛は左下肢の筋膜の捻じれが原因し、左の骨盤や左股関節の歪みを引き起こしていたものと考えられます。このような状態が長年続いていたので、年に何回もぎっくり腰を起こしていたと考えられます。
今回は内臓疲労もそうなのですが、長年、坐骨神経痛が改善されずにいたことが原因で、ぎっくり腰を引き起こしていたという症例でした。
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たけもと接骨院・整体院
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院長 武本昌史(柔道整復師